体重の増減は、基礎代謝量や身体活動量で消費されるエネルギーと食事から摂取されるエネルギーのバランスで決まります。
摂取カロリー(食事量)-基礎代謝(kcal)-消費エネルギー(活動代謝、食事誘発性熱産生)(kcal)
基礎代謝とはその人が何もしなくても1日に消費するエネルギー(kcal)で
普通に生活の中で1日に消費するカロリーの約60%に当たると言われています。
(基礎代謝(約60%)+ 消費エネルギー(約40%)=1日の消費総カロリー)
例えば基礎代謝が1500kcalの人が一般的な生活をすると1日の総消費カロリーは
1500kcal ÷ 0.6 =2500kcalと計算できます。
消費エネルギーより食事量が多ければ体重は増加し、食事量より基礎代謝と消費エネルギーが多ければ体重は減少します。
例えば基礎代謝が1500kcalの人が一般的な生活をすると1日の総消費カロリーは
1500kcal ÷ 0.6 =2500kcal
食事量2500kcal摂取した場合、その人の活動量(仕事でよく歩く方。デスクワーク中心であまり歩かない方等)により活動代謝は個人的に多少差はありますが理論的には
体重の増減は+-0になります。それに加え1日300kcalの運動をしたのなら
300kcal分脂肪は落ちます。(脂肪1kg落とすのに必要なカロリーは約7200kcalと言われています)
この形でしばらく続け様子を見ながら自分の1日の摂取可能カロリーを把握し
この食事量と消費エネルギーを自分でコントロールできれば、計画を立ててダイエットできるようになります。
“食事量を控える”ことにより、様々な栄養素をまんべんなく減らしていくことは難しく、さらに減らしたい栄養素と減らしたくない栄養素を見極めながら食事を考えることはさらに困難です。
バランスの良い食事をしながらダイエットをすることは大切です。
早くダイエットしたいからと食事量を減らすと必要な栄養素まで減らしてしまい体の基礎代謝が落ちてしまいます。
基礎代謝が落ちると少しの食事摂取量でも太りやすい体質になるため、最悪の場合リバウンドしたり、痩せにくい身体になってしまいます。
ではどうすれば無理なく早く効率的にダイエットできるでしょう?
やり方としては
運動経験がある人や体力に自信のある人は筋力トレーニングやジョギングなどを生活習慣にしていきましょう。筋力トレーニングやジョギングのような激しい運動が苦手な方は、買い物でウォーキング等、少しずつできるところから実践してみましょう。
毎日の買い物を自転車から歩きに変え、スーパーではカートを使わず、かごを持つ習慣をつけるだけでも活動量はアップします。買ったものを手で持って歩くことで筋肉をつかっているということを意識してみてください。
②1日3度の食事の内、1食の昼食をプロテインに置き換える
プロテインはタンパク質を摂取でき、1回あたり約100kcalの摂取になります
昼食300kcal~400kcal摂取するところをプロテインに置き換えればその差分摂取カロリーは押さえられます。不足のビタミンなどを補うためにバナナ等果物を一緒に少し摂取するといいですね。
③基礎代謝量を高める
基礎代謝の約20%は体の筋肉の活動と言われています
身体の背中足腰、胸等体幹の大きな筋肉を鍛えることで基礎代謝はUPします
基礎代謝の数値が上がっていくと太りにくい身体になっていきます。
(※基礎代謝は当ジムのボディプランナーで測定できます)
そしてより基礎代謝を高めるためには
ビタミン、ミネラルなどをしっかり採れるバランスの良い食事
お風呂の半身浴などで内臓の働きを活発にすることが大切になってきます。
腸内環境を整えるためには発酵食品(味噌、納豆、ヨーグルト等)や食物繊維(さつまいも、ブロッコリー、にんじん等)を摂取すると良いでしょう
(基礎代謝の大部分は内臓の働きが占めます)
①②③を実践して理想の身体を手に入れてください。
わからないことなどあれば当ジムスタッフまで気軽にお声がけください。
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